乃木坂春香の秘密 ライトノベル

『乃木坂春香の秘密』　著：五十嵐雄策　絵：しゃあ　電撃文庫

注：批判的な内容になっているので、
ファンの方は読むのはやめておいた方がいいです。
結構ボロクソに言っています。


えーと、とりあえず、
僕、これムリです。
読んでいて割と本気で泣きそうになりました。
感動したとかではなく、寒気が走ったというか。
（注：この作品はホラーではなくラブコメです）

えー、ストーリーですが、まぁ完璧超人のお嬢様の秘密を
知ってしまった主人公が、その子と仲良くなるって話です。
（ネタバレより以下反転）
で、その秘密が「秋葉系で絵が下手」 という秘密なわけです。

で、僕の感想はさておき、個人的に受けつけなかったのが
「ヒロインとその他出てくる女の子にビタイチ魅力が感じられなかった」
という点です。（またネタバレです） （しかも結構非難調）

ていうか妹がうっとうしいです。
この子を出して過去を匂わせようって言う意図はわかりますが、
設定もキャラ付けも台詞回しも甘い。
いきなりただ可愛くて甘えてくる子が出てきているだけになっています。
本当にそれだけ。面白さ皆無。
しかもその甘え方もどこかで見たようなコピー&ペースト。

肝心の春香はただのドジっ娘お嬢様。
それ以上でもそれ以下でもない。魅力を見つけようがないです。
ドジであればイイというわけではないのです！
きっちりした伏線やそれまでのいろんな経緯があって初めて、
ヒロインのドジが映えるのです！
主人公を本気で殺害しようとした大河（とらドラ！）を見習え！

・・・空白長っ！

あとこれは完全に僕の趣味なのですが、
主人公に魅力がないのがいまいちでした。
魅力というより、特色と言った方がいいでしょうか。
早い話が「普通すぎる」ところです。
まぁこの辺は賛否両論あるところですが。

ラブコメっていうよりは、ラブの部分に特化した作品ですね。
読んでいて楽しいコメディ部分を重視する方は避けたほうが
無難かにー？にーってなんだよ。

ただ、あんまりラブコメとか読んだ事がないっていう場合には
まぁ悪くはない・・・かなぁ、とは思います。
僕は好みが変なのであまりあてにしないほうがいいです。
・・・好みが変、ってレビューする人間としては
最低最悪なんじゃないだろうか、ということに今気づきましたが
あえて気にしないことにします。アタシ何にも気づいてないよ！

でもまぁ、売り上げとか見ると割と人気のあるシリーズみたいなので
時間と金と心にゆとりがある方は読んでみるのも悪くはないかも、と思います。
ちなみに僕には全部ない！！（涙目で）

でもこういう作品を楽しめないっていうのは作品が悪いのではなく、
僕が成長してしまった部分が大きいのだろうな、と思います。

・・・まぁ、成長したっていっても、道は間違えてますけど。

楽しめる人は楽しめると思います。