金曜日, 3月 02, 2007

皇国の守護者 漫画

「皇国の守護者」 原作:佐藤 大輔 漫画:伊藤 悠 UJ 四巻~

『軍の行動によって生じた問題の責任は 
 それを命じた者だけが負う 命じられた者では決して ない』

端的にこの漫画の特徴を言うなら
「坂の上の雲(注参照)、防衛戦線編」といったところでしょうか。
色々とデフォルメされていますが、
明らかに日露戦争がモチーフになっています。

舞台は極東の島国、「皇国」。
この国の北部、北領に突如侵略大国の「帝国」が攻めてきた・・・
という話です。

ひたすら描かれる絶望的な戦線の様子。
打つ手が次々と減っていき、ただただ続く敗北必至の戦いの中で
ひたすら味方の逃げ延びる時間を稼ぎ、
その中でも自分たちが生き残る方法を模索することを
決してやめず、生き抜くことを諦めない新城直衛中尉。
そして時に残酷に、時に激しく、時に冷静に行動を選択し、
それを実行していく彼の後を信頼してついていく部下達。

戦争という普通でない場所で、
自らができること全てをやってのける新城中尉、
そして命が懸かった現場の中でも
自らの職務を全うし続ける一人一人ががただただかっこいいです。
戦争モノが好きならぜひ!「坂の上の雲」とか好きな方もどうぞ!

注:坂の上の雲
司馬遼太郎の作品。日露戦争モノ。面白い。
このシリーズ全部読めば日露戦争の203高地と
日本海海戦について異様に詳しくなれます。
そして主人公が皆愛媛出身なので、
コレ読んでおけば愛媛県の人と話がはずみます。
そうだな・・・あと乃木希典が嫌いになります。
ていうかダメな部下の首切れないトップがいると下が酷い目にあう、
ってのがよくわかります。この辺今の会社と一緒ですよね。

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