水曜日, 3月 21, 2007

円環少女 ライトノベル

「円環少女」 著:長谷 敏司 スニーカー文庫

『まちなさいったら!
 泣くまでひどいことしたげるから、まちなさい!』

「円環少女」と書いて「サークリットガール」と読みます。
いつも思うんですけどライトノベルの当て字は
ムチャがありますよね。ていうか読めないよ!
英語は苦手なんだよ!

閑話休題。

この作品、魔法ものなのですが、
その辺に住む普通の人間が「悪鬼」と呼ばれ、
大いに恐れられているのが斬新です。
その理由やらなんやらの詳しい事は・・・
えーと、読めばわかるよ。
(書くのが面倒くさくなった)

で、戦闘の核となる魔法ですが、一言で言えば理屈っぽいです。
作者が考えたわかりにくい言葉を使いまくりなので、
読みにくい。読みにくすぎです。これ日本語としてあってるのでしょうか。

設定マニアさんが好きそうな感じですね。
「ウィザーズ・ブレイン」と聞いてズッキューン!!と、ときめく人にはちょうどいいかと。

物語全体の雰囲気ですが、
明確な悪人があまり出てこず、登場人物それぞれの正義と、
何故それを正義とみなすのかがきっちりと書かれているため
ストーリーは重めとなっています。

ヒロインは鴉木メイゼルと高校生、倉元きずな。
メイゼルさんは小学生でサドです。
書いている僕が言うのもなんですが、犯罪の臭いがします
きずなさんは・・・えー・・・普通!普通にカワイイ!あと巨乳!巨乳!
おっぱいがでっかい!

はい、話し戻しまーす。

設定の複雑さから、読むのに時間がかかる作品ですが、
おもしろいですよ。
ただ、ある程度ライトノベルを読んできた人向けの作品ですね。

ただやっぱり作者は説明がヘタクソだと思います。
設定マニアの方って結構いますし(僕も昔はそうでした)
このおかげで独自性が出るのも確かですし、
読んでいけばなんとなく用語もわかってきはしますけど、
それにしたってややこしすぎでしょう。
具体例とかもうちょっと使えなかったのかな、と思います。
面白いんですけど敷居がかなり高い作品です。
ただ、巻が進むにつれてだいぶ読みやすくなってきてはいますが。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

メイゼルはいいですよね・・・いろんな意味で。