金曜日, 8月 31, 2007

もやしもん レビュー企画用

業魔殿書庫さんというサイトの企画で、皆で一つの作品をレビューというのがあるのでのっかってみました。第一回はもやしもんだそうです。ちょうど昔レビューしていたので使いまわs・・・もとい書き直してみました。関係ないんですが斜体が直りません。が、特に問題がないのでこのまま放置しておきます。

なお、採点はレビューの下です。見づらくてすいません・・・。

もやしもん
 
著:石川雅之 講談社 イブニング 

『人間一人がどれだけの菌持ってると思ってんだ!
100兆だぞ!まっすぐ並べると地球五周だ便所の菌なんてメじゃねえ!』
(作品中より)

各所で取り上げられているのでご存知の方もいるかと思いますが、
(日経新聞、朝日新聞、エトセトラエトセトラ・・・)
農業大学を舞台にした菌マンガです。
種類は菌モノ。菌モノって凄い表現だな・・・。

作品全体の雰囲気はゆったりしていて、動物のお医者さんに近いですね。
菌がかわいらしくデフォルメされて見える(おまけに話せる)主人公と、その周りの人たちの話です。
普通に生きていれば縁がないであろう農業大学の話はとても興味深いと思います。実学が中心なので、いちいち奮闘する主人公達が面白いのです。

けっこう蘊蓄的なところも多いのですが、うるさいと思ったらそういうところは飛ばしてしまってください。細かいことを気にせずにだらだら読んでいるだけでも楽しめる作品ですし、そこも魅力です。
もちろん蘊蓄的なところも楽しめるのが一番ですが、何にも考えずに「菌がカワイー」とか「あはは、コイツらバカでー」とか読みながら思えればそれでいいんじゃないでしょうかね。

老若男女問わずオススメ。

ちなみに管理人は樹教授の語り(超長い)(超細かい)が大好きなのですが、友人は誰一人理解してくれませんでした。あと、家族にこの作品を貸したら「樹教授のところだけ全部飛ばして読んだ」って言われました。ちょっと涙出た。腹いせに小一時間樹教授の素晴らしさについて語ってやったらすごい嫌そうな顔された。

で、採点ですが
面:5 オタ:3 パロ:1 共:4 痛:1 萌:4 燃:5

~理由一覧~
・面白さ … 漫画としての面白さ。総合評価。
5・・・安定して面白く、安心して読めます。

・オタク度 … オタクの生態が上手く表現できているか。

3・・・研究をオタクと言い換えるならば。研究部分は割とあっさり書かれている印象があるので、低めです。

・パロディ … パロディネタの豊富さ。どれだけニヤリとできるか。
1・・・一回ナウシカの衣装を着ていたことぐらいですかね?あんまりなかった気がします。手元にないのではっきりとわかりません。こんなんでいいのだろうか・・・ま、いいか。

・共感 … 「こんなオタクライフを送りたい!」や「あるある!」など、どちらかというと”負”の方向以外でどれだけ共感・憧れを覚えるか。
4・・・オタクライフというか彼らの大学生活へのあこがれですね。俺も農作物研究したい!微生物見たい!ということで4です。我ながら理由がキモい。

・痛さ … オタクならではの痛さなど、どちらかというと”負”の方向で共感を感じるか。
1・・・別に痛くない気がします。

・萌え … 俺はこの漫画のこのキャラに萌えるんだ!
4・・・オリゼーとバチルスに萌へ。どのくらい萌えかというとWikipediaで彼らの項を真剣に読んで、専門書も軽く眼を通すぐらいには好きです。今書いてて「・・・ないわぁ」って普通に思った。
え、人間?そんなものを書いている暇があれば菌を出せ!そう思う僕は間違いなく異端。

・燃え … 熱い展開にどれだけ燃えられるか。
5・・・樹教授の語りの部分が全てです。あそこ超熱いよね。キタキタキター!!ってなるよね?なるよね!・・・変人を見るような眼を向けないで下さい。謝るから。

この漫画はオタクという表現からは遠いんじゃないかなぁ、というのが総評。ていうか僕樹教授プッシュし過ぎだろうと思います。思うだけでやめないがな!

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