ラノベ わたしたちの田村君

「わたしたちの田村君」　著：竹宮ゆゆこ　絵：ヤス　電撃文庫　全二巻


帯にはピュアラブコメがうんぬん、と書いてありました。
まぁ、早い話がラブコメです。ラブ、の部分に重点を置いています。
ちなみにさんかくかんけーです。
平仮名で書くとえらい情けなく聞こえますね。

出てくる女の子二人は両方ともいい感じです。
描写も丁寧で魅力がしっかり書いてあると思います。
竹宮先生は女の子の書き方がうまいですね。

ただ、ですね、
んー・・・、なんといったらいいのですかね・・・。
あくまで個人的な感想なのですが、正直、主人公に魅力がないと思います。
等身大の主人公を書いたということなのでしょうが
中途半端に自己中心的な考え方で行動には筋が通っていなくて
なんだかなぁ・・・、と思ってしまいました。

ただ、一巻だけで見るなら結末もスッキリまとまっていて
アリかな、とは思います。
二巻は・・・うーん・・・、
ラストは好きな人は好きなんじゃないでしょうか。
僕はちょっと苦手なタイプの締め方なのですけれども。

ただ、この人が今書いている「とらドラ！」は素敵。僕は大好き。
ラブコメですが、コメディ部分が少し多めになったおかげで
作品全体のバランスが格段に良くなっています。
キャラの魅力も三割増し。
まぁ、そのうちこっちもレビューを書きます。